多聞会 アートと考古学 シリーズ II

『無のかたち ―Shape of the Shapeless―』

 

第三回 2018年10月28日(日)14:30〜16:30 建仁寺両足院

建仁寺両足院では「学びの場」として「多聞会」を定期的に開催してきました。2015年からスタートした「アートと考古学」シリーズはこれまで6回の講座を行い、20168月には、世界考古学会議第8回京都大会(WAC8)にて「アートと考古学」の展覧会「Garden of Fragments:カケラたちの庭より」を開催し、考古学者とアーチスト、職人らによるコラボレーションという先鋭的な試みもいたしました。

シリーズ・コーディネーターは、無形文化遺産の研究者である石村智と、「多聞会アートと考古学シリーズ」のコーディネーターをつとめた復元画家の安芸早穂子です。テーマは、伝統芸能や工芸技術、無形文化財や無形文化遺産などの「形の無いもの」が伝承してきたアートとなります。

第3回は、日本を代表する伝統芸能のひとつである常磐津節の実演者であるとともに、伝統芸能の研究者でもある常磐津紫緒(前原恵美)さんをお迎えし、伝統芸能に欠かすことのできない邦楽器の製作・修理の技術伝承や原材料の入手が難しくなってきている現状についてお話していただきます。ご講演の後は、コーディネーターおよびフロアを交えたディスカッションの時間も持ちたいと思います。加えて、講師より邦楽器の実演もご披露していただく予定です

アートと考古学 シリーズ II「無のかたち ‐Shape of the Shapeless‐」 第三回 

タイトル:危機に瀕する邦楽器

講師:常磐津紫緒(前原恵美)さん(常磐津三味線演奏者・東京文化財研究所無形文化遺産部無形文化財研究室長)

コーディネーター:石村智(東京文化財研究所無形文化遺産部音声映像記録研究室長)・安芸早穂子(歴史・考古復元画家)

日時:2018年10月28日(日)14:3016:30(受付14:00から)

場所:建仁寺両足院 アクセスはこちら

料金:600円(両足院拝観料として) 

定員:30名程度 申込優先

申込・問合わせ:FBイベントページ 又は メール ivy-studio-a@ezweb.ne.jp

主催:両足院、東京文化財研究所無形文化遺産部音声映像記録研究室

*当日の飛び入り参加も歓迎いたしますが、できるだけ事前にお申し込みください

講師紹介:

平成11年、東京藝術大学大学院音楽研究科後期博士課程(音楽学専攻)単位取得満期退学。東京藝術大学非常勤助手、有明教育芸術短期大学専任教員などを経て平成28年より現職。伝統芸能の研究に携わるとともに、常磐津節の三味線演奏者として定期的に公演をおこなうほか、門下の教育にもあたっている。

 

inserted by FC2 system